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高遠ユミ(yumi131ff)

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宮川香山展


宮川香山(みやがわこうざん)展を観て参りました。
コレクター田邊哲人氏のコレクションがメインのようです。

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高浮彫って初めて知った~。
いや、その精緻なこと、スゴイ! 
これが花瓶なのか? 
このゴテゴテぶり、花瓶である必要があるの?
と問いたくなるほどですが、なんでも、金を多用した薩摩焼が欧米に流出するのを防ぐため、薩摩焼の代わりに香山が編み出した高度な技法らしいです。

↓ すご過ぎていい加減にしてほしい。

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猫、鳩、鷹、ミミズク、雀、猿、熊、蟹、貝、桜、椿、菊、柘榴、葡萄、柿、蝸牛、蜂、蛙、扇子、灯籠……そこら中にいる・あるものすべてを片っ端から何でも題材にしまっせ、という逞しさと、偏執狂的な細かさ。
身近な素材から、鬼、百鬼夜行のような幻想的なものまで何でも来いです。
こうなったら何でも彫ってやろうじゃないか! やる気まんまんです。

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↓ 巻物を読むカエルちゃんが可愛い

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↓ 印象に残ったのは、まず「高浮彫風神雷神百鬼夜行花瓶」

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風の袋と雷の太鼓はあるものの、なぜか風神雷神本人たちが不在。
小鬼たちがまとわりつき、花瓶裏側には異形の百鬼夜行が描かれております。
↓ 袋の破れ目の薄さが…うっかり触ったら割れそう。

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↓ 「高浮彫葡萄に蜂花瓶」

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触ったらパラパラ崩れそうな葡萄の葉や蜂の巣のカサッとした質感の表現が見事。
巣の中からはみ出している奴とか、細かい!

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↓ 「高浮彫長命茸採取大花瓶」
命がけでキノコ採ってま~す。裏側には滝も流れてるんだよ。

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↓ 二匹の鬼が香炉を盗もうとしていて、蓋を開けると中に盗人を成敗しようと刀を抜いて待ち構えている人物の絵がある。

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その他、画像は見つからなかったけれど、灯籠の中に猿が隠れているのとか、物語性のある作品は面白いですね。

精緻すぎてパッと見、まるでフジツボがびっしり張り付いているようなグロテスクに見えるものまで。
指先が器用な日本人ならではの物凄い技術に感心するとともに、現代の男の子のフィギュアやジオラマ制作に通じるこだわりを感じます。

↓ これは展示がなかったかもしれない。可憐な作品もあるんですよね。

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後半は普通の焼き物になってきて、これまた吸い込まれそうに美しいのですが、この辺を愛でるようになるとそれ相応の年だなあ、という感じがする作品群でした。

宮川香山展はサントリー美術館(六本木 東京ミッドタウン)にて
4月17日まで
(一部撮影可能な作品あり)

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