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高遠ユミ(yumi131ff)

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古い絵本です。
「山のクリスマス」
小さい頃、年上の従姉からお下がりにもらった絵本でした。今見ると、まあなんとレトロで素朴な絵本でしょうか。
チロルの山々。チロルチョコのチロル。ところでチロルってどこなのか。勝手にスイスあたりをイメージしていたら、オーストリアからイタリアにまたがるあたりだそうです。知らなかったわ。

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絵と物語はルドウィッヒ・ベーメルマンス。マドレーヌシリーズというほうが有名らしいですが、私はそちらを読んだことがありません。
ベーメルマンスは16歳で故郷からアメリカへ渡り、経営するレストランに自分で描いた懐かしいチロルの山の絵を飾っていたところ、その絵に目を留められ絵本の出版に至ったそうです。白い雪の中の鮮やかな色味が温かい。

お話は、町に住む男の子ハンシが、山に住むおじさんのところで従妹のリーザールや犬のワルドルと過ごすクリスマス休暇のお話。特に大きな事件が起こるわけではありませんが、町に住む子が初めて冬の山で暮らす生き生きした日々の物語。

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ハーマンおじさんの家がどれだけ山の中なのかわからないけれど(おじさんの家からハンシの街の教会の屋根が見えるというくらいだから、現代の交通機関の感覚だとそうは遠くないのでしょうが)、子供の頃の汽車旅はすごく遠くに感じるものですよね。

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初めてお母さんから離れて暮らす休暇。
ハンシのうちはどうやらお父さんがいないみたい。お母さんは果物屋さんの屋台で働いている。
焼きリンゴ、ほしブドウのケーキ、はちみつのお菓子。屋外のソリの中で食べるあつあつのチロル風スープ。「外国のもの」に馴染みがなくて、いったいどんな味か知る術もなく想像の世界に想いを馳せたものです。

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大人になってからクリスマスに海外の取引先から会社にシュトーレンが送られてきて、外国のクリスマスケーキってこんなずっしり重くて地味なのか~と、生クリームとイチゴのフワフワやわらかくて華やかなケーキに慣れ親しんだ自分にはけっこうカルチャーショックでした。

教会。聖歌隊。ガチョウの蒸し焼き。素朴な遊び。
雪深い山の生活は寒いはずなのに、汽車の煙、セーターのぬくもり、火のそばで食べる甘いお菓子と、寒い中だからこそ感じるほっこり温かい物語。

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アマリーおばさんが古い帳面に集めたレシピとか、ハーマンおじさんの赤ちゃんの頃の写真とか、親戚が集まったときの懐かしい感じがします。

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子供の頃にふれた限られた数の絵本というのは、初めて外国を疑似体験する異文化への入り口だったと思います。
おじさんの家の絵も、外国の家って屋根裏や地下室があって部屋がいっぱいあるのかなあ、と飽きもせず眺めた記憶があります。

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↓ こういうベッド、子供の頃は憧れた

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↓ こちらは街のクリスマス 丸の内イルミネーション

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↓ たまに見ると綺麗な夜の東京駅

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